頭痛がひどいときにはどうする?

頭痛がひどいときにはどうする?

どうしても頭痛がひどいときにはどのような対策をしていますか?

 

お酒を飲むのは、やめておくべきですよね。でも、頭痛薬は飲んでおきたい……そんなときはどのように対処しますか? また、そのあとに起こる可能性のあることとは一体何でしょうか? 今回はそんな疑問について解説していきます!
もし頭痛で悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

 

■頭痛と痛み止めの関係とは?

 

まずそもそもですが、どうして頭痛という症状が起こるのか? それについて見ていきましょう。
これは医学的にも証明されていることなのですが、頭の中にある脳脊髄液が循環することで痛みが発生すると言われています。
この脳脊髄液というのは、頭蓋骨の中の中にある髄膜から漏れ出した液体のことを指します。
これが正常に循環しないと、痛みが発生してしまうのです。
では、なぜこのような現象が起こってしまうのか? それは偏頭痛と呼ばれるタイプの頭痛が原因だと考えられています。
このタイプの特徴としては、ズキンズキンとした激しい痛みとともに吐き気も併発することが多いということが挙げられます。他にも目の奥あたりにまで広がっていくような鈍い痛みを感じたり、動こうとすると頭が痛くなるなどの症状がある場合もあるようですね。

 

この偏頭痛の原因としては、ストレスなどが大きく関わっているそうです。普段の生活の中で感じるストレスによって血管が広がり血液の流れが悪くなり、その結果として脳内にある三叉神経を刺激することで痛みが発生するとされています。

 

そのため、偏頭痛の場合においては、強いストレスを感じている場合には特に注意が必要になるでしょう。仕事中などに突然襲ってくることもよくあるそうなので、周りからはいつも以上に心配されてしまうかもしれません。

 

このように偏頭痛の場合は、ストレスが関係していることが多いそうなので、日頃から適度に息抜きをするようにして、リラックスできる時間を作るようにすると良いと思いますよ。
さて、話を戻しまして……偏頭痛が起こった際に、頭痛薬を服用するのは果たして正しい判断なのでしょうか? 実は頭痛薬の中には、鎮痛作用以外にも眠気を引き起こす成分が含まれているものがあります。これを利用して、偏頭痛の際に鎮痛剤ではなく睡眠導入剤として利用しようという考え方もあるにはあるんですけどね……。ただ、個人的にはあまりオススメしない方法だと私は思っています。というのも、やはり副作用が強い上に身体への負担が大きいというのが理由です。

 

頭痛に対して効果があるとされているロキソニンなどの一般用医薬品についても、服用する際には注意が必要になります。これは市販品だからと言って安全であるという保証がないからですね。ですから、頭痛が起きた際には、まずは病院に行って医師の診断を受けるべきでしょう。もちろん、市販薬であっても重篤な副作用を起こす可能性もありますし、命に関わるケースだって十分にあり得ることです。

 

■偏頭痛と風邪との関係性とは?

 

それでは、ここからは本題である偏頭痛についての解説に移っていきましょう。先ほど説明した通り、偏頭痛はそのメカニズムについては解明されてきています。そして、その発症原因の一つとして挙げられるのが、風邪を引いていることによるものだということです。
一般的に知られている偏頭痛の主な原因は、ずばりウイルス感染によるものだと言われています。具体的にはインフルエンザや細菌性の胃腸炎、マイコプラズマ肺炎などが考えられるのですが、その中でも最も大きな要因となっていると言われているのが、ノロウィルス感染症というものなんですね。いわゆる食中毒の一種であり、これによって引き起こされることが最も多いとされていました。ちなみに、こうした食中毒を防ぐ方法として有効なものは手洗いうがいをすることなのですが、これもまた重要な予防法のひとつとなっていますね。
一方で、実際に病院で診察を受けたときに処方される薬として有名なものにはアセトアミノフェン(カロナール)というものがあるのですが、こちらの薬に関しても実は同じような原理によって作られているものなんです。つまり、こちらは解熱効果のある成分が入っているんですね。しかし、ここで気になるのが、なぜ同じ薬なのに名称が違うのかという点ではないでしょうか? これについてですが、これにはしっかりとした理由が存在しています。

 

その理由こそが、それぞれの薬に含まれている有効成分の種類の違いによるものなんですよ。
例えば、このアセトアミノフェンに含まれる成分というのは、化学構造的に非常に似通っている2つの物質が存在しています。それらのうち片方は糖質コルチコイドと呼ばれるもので、もう一方はステロイドという名前が付いているものです。これらの名前だけを聞いてもピンとこないかもしれませんが、これらを合わせてアセチルサリチル酸と呼ばれているんですよ。

 

では、どうしてこのような名前が付けられているのかと言いますと、それはこのアセチルサリチル酸という成分の構造に秘密があるんです。アセチルサリチル酸とは、簡単に言ってしまえば天然由来のアミノ酸の一種であるグルタミン酸とアスパラギン酸の化合物のことを指し示しています。
どちらも私たちの体の中にあるたんぱく質の原料となるものなのですが、実はこの両者には大きな違いが存在しているのです。それが、体内に存在している量ですね。これを見てみると、体内に存在する量のおよそ3分の1ほどがアスパラギンだということが分かっています。それに対して、グルタミン酸のほうは約半分程度しか存在していないということが分かっているのですよ。そのため、結果として摂取したときに血中に流れ込んでくる量が大きく異なることになるわけです。
ちなみに、このアセチルサリチル酸は、私たちが普段食べている食品の中にも含まれている成分だそうですね。具体的には納豆や煮干し、鰹節などに多く含まれているとされていますよ。ただし、これらはあくまでも加工処理を施した後に使用されているため、そのままの状態で使用することは難しいと言われています。ですから、そういったものを普段から食べていれば比較的安心ではあるのですが、それでもやはり不安が残る場合は、あらかじめ病院に相談しておくのが良いでしょうね。

 

■偏頭痛とアルコールの関係とは?

 

さて、ここまで解説してきたように、そもそもの原因としてはストレスが深く関わってきていることでしたね。そうした中で、今回取り上げた話題の中でも特に重要になるものとして、偏頭痛とお酒との関係性というものが挙げられます。実際のところ、どういった関係性があるのかと言うと……ズバリ、偏頭痛が起こるときというのはお酒を飲んでいるときが多いとされているからなんですよね。中には、全く関係のないタイミングで起こってしまうこともあるそうなんですが、その場合においても共通点としてあげられているのは飲酒後であるということだそうです。ですので、もし偏頭痛が起こった際には、ぜひとも一度自分の行動を振り返ってみると良いかもしれませんね。もしかしたら、何か思い当たることがあるかもしれません。
ところで、最近になってよく耳にするようになったノンアルコールビールといったものがありますよね? あれも確かに立派な飲み物として認知され始めているようですが、私はあまりオススメしません。というのも、あれはあくまでジュースのような扱いになっているだけであって、実質的にはアルコール飲料と変わらないからです。したがって、人によっては泥酔してしまうようなケースもあり得るので注意が必要ですよ。もしも偏頭痛が起きている状態で、そんな状態に陥ってしまったら最悪ですよね。ですから、くれぐれも飲みすぎには注意するようにしましょう。